いま、模索中

  • 2020.01.25 Saturday
  • 20:05

 

 

何かを求めていま模索中、、、

それが何かはわからない。わからないから楽しみでもあるし、辛いところでもある。

 

 

 F

 O

受験生もいよいよラストスパートの段階にかかった。最期のムチを入れよう。そして栄光の《合格》を勝ちとろうではないか!

 


 

 

 

 

 

 

自画像を描く

  • 2020.01.25 Saturday
  • 17:05

ミコ小1

自画像を描くミコ

ユウ小1

ナオ小3

ツム小3

ハル小5

ココナ小1のケーキ これいいね。

 

おもしろ自画像のでき上がりです。

やや硬さがありますが力強い作品になっています。

マスクをかけた自画像は意外にあそべるかもなぁ。うそだとおもったら想像してみるといいそれだけでも楽しいぞ。たとえば、大きなタラコ唇やタバコをくわえている大きな唇の絵があったら楽しいしチャックの絵でもおもしろい。

もっとおもしろいアイディアはないかなぁ《おもしろマスク》のアイディアが。

ホント、今度マジでやってみるかなぁそういうの。      

 

  

 

 

 

 

審査会の2日目

  • 2020.01.22 Wednesday
  • 19:10

翌日の22日は朝9時半から入選作品の中から各賞の選出がはじまった。審査員に与えられた票がつぎつぎと投じられ観客も各自で確認しながら整理され配置された作品をみてまわる。

ようやく一段落して集計されると票の投じられた作品が32点となりこの時点で佳作賞以上が確定した。そして、佳作賞以上の作品が一堂に集められいったん白紙にもどされてから再度あらためて票が投じられることになった。

ここで複数以上の票が入った作品を優先しながらこの中から優秀賞以上を決めることになった。今年はこの時点で審査員各自の評価の基準や推薦の根拠が説明され活発な議論があった。たとえば、素材のことやコンセプトと方法論のあり方、技術的なことや問題意識までいろいろな視点で議論されたがなんとなくもどかしさもあった。

 

個人的にはそういう論議をつき抜けたこの作品がぼくはおもしろかったな。

 

 

岩国でもこんなことをよくやるモノ好きなおっちゃんがいるけれど、美術作品としてキッチュを武器に堂々とはれ舞台におどりでた感じで圧倒的だ。

たしかに切り口にへんな写真がはり付けてあるのはいただけなかったが、、、。

 

 

 

この床と壁の組み作品もどこかユーモラスなおもしろさを引きずりながらアイロニーを込めて美術館の制度的な条件に切り込んだ快作だ。

だが、ここで彫刻であるべきかどうかで評価は分かれる。審査員の岩崎さんは彫刻であってほしいから壁面の作品を取り除いてクリヤーなところで勝負してほしいとした。

だが、この作者はおそらく従来の彫刻の概念を超えた展開を望むから、ひな壇としての台座や額縁を否定したいというメッセージをこめたインスタレーションを考えたのではないか。彫刻としておもしろいしユーモラスな広がりもある。

 

 

この3点セットの組み作品も窓のスペースがきいていて個人的にはおもしろいと思った。聞くところによるとこの作者、この場所を好んで設定しているらしい。

 

ところでわが教室の面々、今年こそはとかなりの力作を持ちこんでトライしたのだが結果はノッコン、やや肩すかしを食らった感じ。

その中でも初出品の安永福美さん、昨年の審査会のようすを見物していたしかなりの本気モードになっていただけあって「ひふみちゃん(習作)」「ひふみちゃん」の2作が入選し、習作の方が佳作賞になったのは幸運であった。昨年、優秀賞となった藤本スミさんは「三倉岳」と「岩国の楠」の2点のうち「岩国の楠」が入選。玉井康子の「里の日なか」が昨年につづき入選となった。

というわけで昨年と今年、最近の県美展のようすをうかがうことになったが全体的にやや小ぶりになっているように思えたのはどういうことだろう。ここにも社会や経済的な状況のうつり変わりの影響があるように思える。以前はかなりの物量を投じた作品がありもう少し活気もあったように思うのだが・・・。

いうなればフォーマルな感じの閉鎖的な作品より、限界芸術ともいうべき大衆の思いと感覚でそのまま美術のはれ舞台に持ち出されてきたような作品やいわゆる素朴派、漫画アニメ、キッチュ感覚の作品が、それこそアメリカのネオダダの視点やピカソらが持ちだしたアフリカ文化、最近のアジア美術、あるいはシュールもそういう類のムーヴメントといえるかもしれないがある意味で傾向として取り上げられているようすが見受けられる。


 

 

今日は審査会

  • 2020.01.21 Tuesday
  • 21:36

 

 

今日は県美展の審査会。ややおくれて会場につくと審査はもうはじまっていた。あとで聞くと9時半からスタートしたらしい。

しばらく見ているとわが教室の玉井、小方、安永、安奈と続けざまにくり出されてきた。この時点(一次審査)で玉井の2点、小方の1点、安永の2点が残ったが、午後からの二次審査で玉井の「里の日なか」安永の「ひふみちゃん(習作)」と「ひふみちゃん」の入選が確定しあとは残念ながら選外となった。

ぼくが会場につく前にすでに一次通過していた中村、浜桐、藤本がくり出され、藤本の「岩国の楠」の入選が確定した。また、藤本の「三倉岳」も一次を浜桐の「 Look at me!」中村の「おかめひょっとこ」とともに通過していたのだが、残念ながら午後からの二次審査で3つともアウトとなった。

わが教室の面々は昨年目立って好成績ではあったが、冷静に考えてみれば結果を素直に受け入れて精進するほかないと考えるのが妥当ともいえるだろう。

だが、自作と向き合い進むべき方向性にまちがいはない。ブレることなく前を向いて頑張ろうではないか、、、、な‼

 

美術館をあとにしてぼくは久しぶりに彫刻家・田中米吉さんのアトリエを訪ねてみることにした。助手の沼さんにも会ってみたかったのだがあいにくアトリエには誰もいなかった。

 

 

懐かしい作品のまわりをうろうろしながら誰か帰ってこないかと少し待っていたのだが結局ひきあげることにして湯田の宿へ。

 

 

 

米吉さんのアトリエは静かにたたずんでいて空は抜けるように青かった。


 

 

むらつかの野菜

  • 2020.01.20 Monday
  • 11:32

 

 

 

新鮮な地元野菜がすごいな。

えっ、カゴ二つも買ったのかぁ・・・

カモの川原

  • 2020.01.20 Monday
  • 11:28

 

 

 

今津川のカモたち・・・。

毎年のことながら寒そうにしている。どこからやってくるのだろう。

 

最後のセンター試験

  • 2020.01.18 Saturday
  • 21:07


センター試験国語に、原民喜「翳」が出題されたと聞いて、問題をといてみた。受験時代に国語の問題を解くのが心底嫌だった感覚がよみがえった。受験国語では、文学を「読む」という態度を捨てて、設問者の意図を「読む」ことに徹しなければならない。本当に嫌だった。(中島岳志のツイートより)


今日から今年で最後の大学入試センター試験という名の試験がはじまった。次年度からは共通テストとなるらしいが記述式やら文科大臣の《身の丈》発言で混迷している。

この時期になるとどういうわけか決まって寒波がきて当日は寒い日となる。関東では雪というから本当に雪国の受験生はたいへんだ。10点くらいのハンディをもらって丁度いいくらいじゃないか、などとついつい思ってしまう。


わが教室の高校生も受けているのだが出来たかな、といつものことながら気になってくる。

昨日と今日はこの試験にそなえていつもの実技の勉強は休みにしたのだが学科試験も頑張ってほしいものである。

学科がおわれば実技の特訓がまっているが、これをのりこえて受験生は成長する。それは宿命的な壁なのかも知れない。



 

陽菜せんせい

  • 2020.01.18 Saturday
  • 20:43

 

大きなお皿にお菓子がいっぱい。心菜ちゃんの作品、こりぁ楽しい絵になりそうだ。

次の教室で完成だな!

5年生のハルさんの教え方がとても良かった。陽菜せんせいは折り紙の教え方もうまい。

がらっぱちでいい加減なところもあるが気の効いたところもあり優しい性格の不思議な子だ。

今日はカガミと睨めっこして自画像を描いたのだがこれも次の教室で仕上げることになっている。


応募作が次々と完成

  • 2020.01.15 Wednesday
  • 16:43

 饗宴

 Look at me!

 おかめひょっとこ

だるま 

今津川と楠

 紅葉谷の風景

 ひふみちゃん(習作)  

 ひふみちゃん   

 三倉岳

 岩国の楠

 安奈のSWEETS

 SWEETS MEMORY 

MY FAVORITE CAR 

 里の日なか

 里の夕ぐれ

 鐘を鳴らす猫

ラッパを吹く猫

笛を吹く猫


よーし、これでだいたい出揃ったかな。



とんど祭り

  • 2020.01.13 Monday
  • 18:59

 

 

クリックしてね

 

今日は錦帯橋の河原で《とんど祭り》があった。

少し早めに着いたので車の中で大相撲をみていたら、結びの一番で遠藤が白鵬に勝って大騒ぎになった。先場所の取組みでは白鵬のエルボーで問題となったが「反則ではない」と開き直る横綱にエルボーをかましてほしいと思っていたら遠藤は正当な技ありで勝った。

痛快な気分で車から降りて近づいて行くといきなり花火があがった。どうやら火入れの合図らしかった。

例年どおり、神事や市長らの挨拶があって7時頃火入れとなり一気に炎が燃え上がった。

ぼくたちは持って行ったお飾りやお札を火中に放りこんでからしばらくして《ぜんざい》をいただくことになった。むかしはお神酒も一緒にふるまわれたものだったが最近ではそうもいかなくなったようだ。

 

ぼくが育った山代の地域では《とんど》の準備は子どもたちがすることになっていた。川原に芯棒となる5メートルくらいの柱を立てて焚きつけにちょうど良い和紙の原料となる楮やミツマタの皮をとったキガラを持ち寄り、流木やみんなで山から拾い集めた小枝や竹を切り出したものを組んで完成させた。

それから、「火入れ》は7時と決め込んで夕飯までの時間を石組みなどして自分たちの場所(陣地)をつくるのも楽しみの一つだった。 

日が暮れて鏡開きした餅やコオリ餅アンコ餅などをもち寄り《とんど》の火で出来たオキをとってそれを焼いて食べた。アワ餅やヨモギ餅もあったような気もするが神事のことはあまり知らなかった。  

ただ、非日常の祭り事をおもしろがっていたのかも知れない。ぼくにとって《とんど》の原体験はそのようなものだった気がする。  


 

 

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原田美術教室の活動


♛ 第16回絵画のいろは展
2023年11月15日wed〜11月19日sun
10:00〜18:00
シンフォニア岩国企画展示ホール


この展覧会は、絵を描きはじめて間もない人から山口県美展・岩国市美展など他の美術コンクールや個展などで活躍している大人に加えて、これまでTRY展として活動してきた子どもたちを含む初心者から経験者までの作品を一堂に展示する原田美術教室の研究生およそ20名で構成するものです。 アトリエや教室での日ごろの研究成果を発表すると同時に、人と人、表現と表現のふれあうなかで単に技術の習得のみならず、絵を描くことで何を考え、何を発見することができるかということから、「文化的な営みと豊かさ」あるいは「活力と潤いのある生活」とは何か、という問いについて考える契機となることを願っています。 「絵画のいろは」とは、このように制作上の技術の問題だけでなく、日常生活での活力や潤いのある生活のあり方を考える実践的問いかけに他ならないのです。 特に今回は子どもたちの作品を含めて広く深くそのことを考える風通しのいい構成となっています。研究生として親睦を兼ねたコミュニケーションを大切にし、互いの作品を認める楽しさや表現の多様性について考え、アートのおもしろさを伝えることで地域の芸術文化活動の普及と発展に寄与したいと願うものです。














子どもの作品が大人気








♛ グループ小品展2024
2024年10月3日(水)〜10月6日(日)
10:00−18:00
シンフォニア岩国企画展示ホール



この展覧会グループ小品展は、絵を描きはじめて間もない初心者から山口県美展・岩国市美展など他の美術コンクールや個展などで活躍している経験者までを含む原田美術教室の研究生で構成され、絵画のいろは展とともに隔年で開催するものです。 今回のグループ小品展では、日ごろの研究成果を発表すると同時に、人と人、表現と表現のふれあうなかで単に技術の習得のみならず、絵を描くことで何を考え、何を発見することができるかということ。そして、「文化的な営みと豊かさ」あるいは「活力と潤いのある生活」とは何か、という問いについて考えることを目的としています。 また、グループ研究生として互いの親睦を兼ねたコミュニケーションを大切にし、互いの作品を認める楽しさを発見すると同時に表現の多様性について考え、アートの楽しさを伝えることで地域の芸術文化活動の普及と発展に寄与し貢献したいと願うものです。









 

♛ 山口県美術展覧会2019 2019年2月14日(木)−3月3日(日)9:00−17:00(入館は16:30まで) 
休館日:2月18日(月)、25日(月)
観覧料/一般:500(400)円 学生:400(300)円( )内は20人以上の団体料金
*18歳以下は無料 *70才以上の方、中東教育学校、高等学校、特別支援学校に在学する方等は無料 *障碍者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料
山口県立美術館

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優秀賞 藤本スミ

入選 玉井康子

入選 中村みどり



佳作賞 浜桐陽子

原田文明の現況2021展


2021年5月19日wed−5月23日sun
10:00−18:00
シンフォニア岩国企画展示ホール



本展は1990年代のはじめ頃から具体絵画として精力的に発表してきた一連の絵画作品とドローイングとインスタレーションによる新作13点で構成するのものです。













原田文明展 ドローイングインスタレーション2018


2018年11月21日wed−25日sun 10:00−18:00
シンフォニア岩国企画展示ホール











ドローイングインスタレーションは、ここ十数年にわたって絵画表現の可能性について考えてきた一連の営為の中で、偶然とも必然ともいえる結果として発見されたものです。
私はこれまで「具体絵画」と称して、物質(素材)が表現目的の手段として扱われるのではなく、物質のあり方それ自体を色彩やフォルムと等しく絵画の重要な構成要素とする一連の作品を制作してきました。
ここでは行為と物質がもたらす一回性の出来事さえも絵画を成立させる重要な要素として捉え、作為的な感性によって空間へと展開されています。いうまでもなく、そのことによって生成される新しい意味と存在の可能性をリアルな知覚的世界として位置づけ、形而上学的な意味を問いかける主知的な営為と考えてきたのです。
さらに、その表現形式のあり方は平面的な二次元の世界から室内空間(場所)を構成する三次元的な世界へとその機能性を拡張し、ドローイングインスタレーションともいうべき様式へと変容させ意識化されてきたとも云えます。
私にとってもはや絵画は多元的な空間へと自在に移ろうイリュージョンの世界へと変容してきたと云うべきかもしれません。それは身体性を意識したメタフィジカルな実践として存在論的に見えかくれする場面への接近であり、換言すれば世界を包み込む現存(リアルな世界)への希求の現われというべきかも知れないのです。
本展はこれまでの多岐にわたる活動をふまえてたどりついた新作ドローイングインスタレーションの様式にさらに色彩的要素を取り入れることによって新境地への挑戦と可能性を探求する原田文明の現況とその一端を示すものです。

里の芸術一揆「里山 ART Project 吉賀」




本プロジェクトは隔年式のアートビエンナーレとして、将来の「地域」「文化」「くらし」を考える文化的なムーブメント(運動)をつくることを目的とするものです。また、地域の農耕文化や伝統に学び、芸術文化の振興発展と普及のみならず、「生活と芸術」「過去と現在」「人と地域」の交流を軸とする文化による地域づくりについて考えるものです。 このことは、吉賀町がこれまで取り組んできた自然との共存共生を願うエコビレッジ構想と合わせて、人間の営みとしての文化と里山の自然について考えることであり、里山に潜在する魅力とその可能性を再確認し文化意識の変革と活性化を推進するものです。 今回は、現代アートの最前線で活躍する8名のアーティストによる最新作を現地で制作し、地域住民とともにワークショップや生活文化など多方面での活発な交流が実現されるものと考えています。 2010年10月開催予定。

岩瀬成子話題の本棚


ジャングルジム(2022年ゴブリン書房)


ひみつの犬(2022年岩崎書店)
「いい人間になるのって難しいよ」とお姉ちゃんは言った。(p238)
児童文学として哲学的な問いをふくむシリアスな問題を子ども特有の感覚と生き生きとした表現で描いた長編物語。


わたしのあのこあのこのわたし(2021年 PHP研究所)

すれちがいながらも 助け合う ふたりの物語

秋ちゃんはすごく怒っていた。「とりかえしがつかない」と秋ちゃんはいった。
「二度と手に入らない」ともいった。どの言葉もわたしに命中した。
きいている途中から心臓がどきどきしはじめた。
わたしは秋ちゃんの怒った顔だけを見ていた。
秋ちゃんの怒りがどんどんふくらんでいくのがわかった。
秋ちゃんはわたしをゆるしてくれないかもしれない。


ネムノキをきらないで(2020年 文研出版)
この物語はおじいさんの家の庭にあるネムノキをきる話からはじまる。ぼくはネムノキをきることに反対だが枝がのびすぎてあぶなくなったから樹木医さんに相談して剪定してもらうことになった、ということだ。
「だめ、だめ。」と、ぼくは泣きながらいった。「こまったなあ。」とおじいさんはいった。お母さんはぼくの頭をなでようとした。ぼくはその手をふりはらった。「ばかだ。おとなはみんな大ばかだ。」ぼくにはもっといいたいことがあった。ネムノキについて。でも、どういえばいいかわからなかった。(…略)胸のなかは嵐のようだった。いろいろな気もちがぶつかり合っていて、どうすればもとのような落ち着いた気もちになれるのかわからなかった。(本文よりp16〜17)
家に帰った伸夫はつぎの朝、自分の部屋をでるとき何も知らずに柱をとおりかかったイエグモをつぶしてしまったことに気づく。


おとうさんのかお(2020年 佼成出版)

岩瀬成子の最新作「おとうさんのかお」が佼成出版社から出版されました。

「遠くを見ろっていったんだよね。おとうさん」と、わたしはいいました。「え」と、おとうさんはわたしをみました。「わたし、思いだした。このまえ、大川で思いだしかけていたこと。じてん車のれんしゅうをしていたときのこと。おとうさんは、『目の前ばっかり見てちゃだめ。もっと先のほうを見なきゃ』っていったよ」「そうだったかな」「『先のほうだけでもだめ、ときどき、ずっと遠くを見るんだ。ずっとずっと遠くだよ。山のむこう遠く』っていったよ」(本文よりp87)


もうひとつの曲り角(2019年 講談社)
野間児童文芸賞、小学館文学賞、産経児童出版文化賞大賞、IBBYオナーリスト賞など数々の賞を受賞する岩瀬成子氏の最新長編作品。

柵には半開きになった木の扉がついていて、その扉に「どうぞお入りください」と青色のマジックで書かれた板がぶらさがっていた。 「いやだ。あたしはそんなところへは、ぜったいに入らないから」ときこえた。 えっ。どきんとした。 庭木のむこうからだった。わたしにむかっていったんだろうか。 わたしは耳をすまして、木々にさえぎられて見えない庭のようすをうかがった。 しんとしていた。 だれがいるんだろう。 わたしはぶらさがっている板をもう一度見た。 それから足音を立てないようにして、そっと扉のあいだから庭に入っていった。しかられたら、すぐににげだすつもりだった。ちょっとだけ、のぞいてみたかった。──本文より。 小学五年のわたしと中一の兄は二ヶ月前、母の理想の新しい家、市の東側から西側へ引っ越してきた。この町で通い出した英会話スクールが休講だったので、わたしはふと通ったことのない道へ行ってみたくなる。道のずっと先には道路にまで木の枝が伸びている家があり、白い花がちらほらと咲いて・・・・。

日本絵本賞、講談社出版文化賞、ブラチスラバ世界絵本原画展金牌、オランダ銀の石筆賞など受賞の酒井駒子氏による美しい装画にも注目!

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地図を広げて(2018年 偕成社)
父親と2人暮らしの鈴のもとに、母親が倒れたという知らせがとどく。母はそのまま亡くなってしまい、母親のもとにいた弟の圭が、鈴たちといっしょに暮らすことになった。 たがいに離れていた時間のこと、それぞれがもつ母親との思い出。さまざまな思いをかかえて揺れ動く子どもたちの感情をこまやかにとらえ、たがいを思いやりながら、手探りでつくる新しい家族の日々をていねいに描いた感動作。


ともだちのときちゃん(2017年 フレーベル館)
フレーベル館【おはなしのまどシリーズ】として出版された岩瀬成子の新刊『ともだちのときちゃん』は、イメージの広がりとこの年頃の子どもが経験する瑞々しい出会いにあふれています。(略)著者はそういう細部をみつめる子どもの感情をとてもよく描いていて、このお話しの最後のところでたくさんのコスモスの花にかこまれて青い空と雲をみつながら「ぜんぶ、ぜんぶ、きれいだねえ」とふたりの気持ちをつたえています。

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ちょっとおんぶ(2017年 講談社)
6才のこども特有のイノセントな感覚世界。この年ごろの人間だけが経験できる世界認識のあり方が本当にあるのかもしれない。あっていいとも思うし、ぼくはそれを信じていいようにも思います。名作「もりのなか」(マリー・ホール・エッツ)が普遍的に愛読されるのもこの点で納得できる気がするのです。
この本の帯にあるように、絵本を卒業する必要はないけれど絵本を卒業したお子さんのひとり読みや、読みきかせにぴったり!といえるかもしれません。どうぞ、手にとって読んでみてくださいね。

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マルの背中(2016年 講談社)
父と弟の理央が暮らす家を出て母と二人で生活する亜澄は、駄菓子屋のおじさんから近所で評判の“幸運の猫”を預かることに。野間児童文芸賞、小学館文学賞、産経児童出版文化大賞受賞作家による感動作!

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ぼくが弟にしたこと(2015年 理論社)
成長の予兆を感じさせるように父と再会した麻里生には、次第に人混みにまぎれていく父の姿は特別な人には見えなかった。著者は帯にこう書き記している。どの家庭にも事情というものがあって、その中で子どもは生きるしかありません。それが辛くて誰にも言えない事だとしても、言葉にすることで、なんとかそれを超えるきっかけになるのでは、と思います。

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きみは知らないほうがいい(2014年 文研出版)
2015年度産経児童出版文化大賞受賞。
クニさんの失踪、クラスメートの関係性が微妙に変化するいくつかのエピソード、昼間くんの手紙、錯綜するその渦の中で二人の心の変化と移ろいを軸に物語は複雑な展開をみせる。
最終章、米利の手紙にはこう書いてある。それはぐるぐると自然に起きる渦巻のようなものだった。「いじめ」という言葉でいいあらわせない出来事があちこちで渦巻いている学校。
それでも明るい光に照らされている学校。そして苦い汁でぬるぬるとしている学校。学校よ、と思う。そんなに偉いのか。そんなに強いのか。そんなに正しいのか。わたしは手でポケットの上をぽんぽんとたたいた。

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あたらしい子がきて(2014年 岩崎書店)
前作『なみだひっこんでろ』の続編のようでもあり、“みき”と“るい”姉妹のお話となっているけれど、ストーリーそのものはそれとはちがうまったく新しいものである。 ここでは、お母さんのお母さんとその姉、つまり“おばあちゃん”と“おおばあちゃん”という姉妹がいて、知的障害のある57歳の“よしえちゃん”とその弟の“あきちゃん”の姉弟が登場する。 このように“みき”と“るい”姉妹の周りにもそれぞれの兄弟が重層的に描かれている。
第52回野間児童文芸賞、JBBY賞、IBBYオナーリスト賞を受賞。

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くもりときどき晴レル(2014年 理論社)
ひとを好きになるとどうして普通の気持ちじゃなくなるのだろう。誰でもこのような不思議な感情に戸惑いを感じることがある。恋愛感情とも云えないやりきれない気持ちの動きと戸惑いをともなう心理状態のことだ。 本著は、「アスパラ」「恋じゃなくても」「こんちゃん」「マスキングテープ」「背中」「梅の道」という6つの物語で構成された短編集であるけれど、思春期を向かえる少し前になるそれぞれの子どもの現在としてそのやわらかい気持ちの揺れを瑞々しいタッチで描いたもの。

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なみだひっこんでろ(2012年 岩崎書店)
今年度第59回課題図書に決定!

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ピース・ヴィレッジ(2011年 偕成社)


大人になっていく少女たちをみずみずしく描く
「最後の場面のあまりのうつくしさに言葉をうしなった。私たちは覚えている、子どもからゆっくりと大人になっていく、あのちっともうつくしくない、でも忘れがたい、金色の時間のことを。」 角田光代
基地の町にすむ小学6年生の楓と中学1年生の紀理。自分をとりまく世界に一歩ずつふみだしていく少女たちをみずみずしく描いた児童文学。
偕成社から好評新刊発売中!

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だれにもいえない(岩瀬成子著・網中いづる画、毎日新聞社)


小さな女の子のラヴストーリー。
点くんをきらいになれたらな、と急に思った。 きらいになったら、わたしは元どおりのわたしにもどれる気がする。 だれにも隠しごとをしなくてもすむし、 びくびくしたり、どきどきしたりしなくてもすむ。(本文より)
4年生の女の子はデリケートだ。 せつなくて、あったかい、岩瀬成子の世界。 おとなも、子どもたちにもおすすめの一冊。

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まつりちゃん(岩瀬成子著、理論社)
この作品は連作短編集という形式で構成され、抑制の効いた淡々とした表現で描かれているところが新鮮である。各篇ごとにちがった状況が設定され登場人物(老人から子ども)たちはそれぞれ不安、孤独、ストレスといった現代的な悩みを抱えている。その中で全篇を通して登場する“まつりちゃん”という小さな女の子は、天使のように無垢なる存在として現れる。その女の子と関わることによって物語は不思議なこと癒しの地平へと開示され、文学的世界が立ち上がるかのようだ。 岩瀬成子の新しい文学的境地を感じさせる魅力的な一冊ともいえる。

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オール・マイ・ラヴィング(岩瀬成子著、集英社)

■ 1966年、ビートルズが日本にやって来た!14歳の少女が住む町にビートルズファンは一人だけだった。 ■ 「オール マイ ラヴィング」とビートルズは歌う。聴いていると、だんだんわたしは内側からわたしではなくなっていく。外側にくっついているいろいろなものを振り落として、わたしは半分わたしではなくなる。ビートルズに染まったわたしとなる。 ■ 岩瀬成子の新刊、1月31日集英社から好評発売中。“あの時代”を等身大の少女の目でみつめた感動の書き下ろし長編小説 『オール・マイ・ラヴィング』 ■ ビートルズ ファン必見の文学はこれだ!

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そのぬくもりはきえない(岩瀬成子著、偕成社)
■ 日本児童文学者協会賞受賞


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朝はだんだん見えてくる(岩瀬成子著、理論社) ■ 1977年、岩瀬成子のデビュー作。本書はそのリニューアル版で理論社の『名作の森』シリーズとして再発行されたもの。

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