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現代アートを中心に活動している原田文明の公式サイトとブログ
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# 秋のスケッチ

 

今年のスケッチは周東町のパストラルホール近辺の紅葉を描きに行くことになった。お昼は丸太小屋のバーベキューと決め込んで早速出かけてみるとほとんど葉が落ちていた。数年前に描いた睡蓮の池には花もなく、陶芸家の田村さんの屋敷周辺のようすはどうかとおもい移動した。そこも今一つといった感じなので結局は通化寺まで行ってみることになった。

 

 

大阪からの来客を案内して2年前に来たときには、通化寺はかなり荒れていてショックだったのだがこの度はきれいに手を入れてあり、今週の土日が「通化寺まつり」とあって5、6人の人が雪舟の庭といわれている借景の庭を掃除していた。

不思議なことにそこで偶然、田村吾郎さんに出会ったのだった。「田村さんじゃないですか。岩国の原田です」というと、「おおお、お久しゅうございます」と田村さん。

田村さんは一昨年、青森で過ごしていたとのことで互いに近況を話してひと時を過ごした。

ようやくスケッチする場所も決まり一時間と少しくらいして丸太小屋に移動することになった。道具はそのままにして大丈夫でしょうと聞いてぼくらは手配してくれていたバーベキュー小屋へ・・・。

 

 

 

その日は天候に恵まれ心地いい風もあって絶好のスケッチバーベキューとなった。

食事を楽しんだ後、はじめての人もあって宿泊棟の中を見せていただいたり辺りを少し散策したいというので、ぼくはパストラルホールの館長・北野さんと話があるので「ちょっと行ってくる」とみんなと別れた。

前々からいろいろ話したいといわれていたのだが、やっとのことで久しぶりの北野さんと再会した。

北野さんには2010年の個展や10年前の「キッズパワープロジェクト2005ー大人の子ども子どもの大人ー」という地域ぐるみのプロジェクトを実施したときにもいろいろお世話になったこともあり、この文化の里構想の軸になるパストラルホールの運営のあり方についてはいろいろと悩んでいたのだった。

北野さんは展示のことを考えていたようだが展示はいつでもできる。ぼくはそれよりもこの文化会館を軸にした地域づくりが本当にどうすれば可能かという将来的な展望について考えていたのだった。

このホールは平成の合併前の旧周東町時代に新進気鋭の建築家・竹山聖とアモルフによって設計され、用田の遺跡のあったところに建設された。おそらくは当時の構想もここを軸にした地域づくりの可能性を考えたものと想像できる。

当初はそのホールの管理運営を勤労者福祉財団が担っていたのだが、何年か前に(株)共立メンテナンスに移り今日に至っている。だが、来春からは指定管理者が再々度かわることになっている。

周東パストラルホールは竹山氏の代表的な作品でもあるし何とか健全な活用が出来ないかと考えるのは当然のことであろう。岩国市は基地拡張と引き換えに受けとった交付金でコンサルに依頼するのではなく、これまでの取り組みや実績を踏まえて地域住民とともに当初の文化構想を実現しなければならない。つまり、自頭(じあたま)で考えろということだ。ぼくは本当にそう思っているのだから仕方がない。

 

|comments(0) | trackbacks(0) | 15:55 | category: 美術教室 |
# 積みかさねているもの

 

 

 

 

「絵画のいろは2017展」は衆議院の選挙日程とも重なり天候もすぐれなかったにもかかわらず、多くの人に来ていただき無事終了することができました。入場者数400人超となったことは岩国の状況からみてかなりの盛会だといえるだろう。

また、中国新聞のみが告知、日刊いわくにだけが取材に応じてくれただけでこの結果ということは、ひとえに出品者各自の活動のたまものといっていい。いつものことながら、偶然にもシンフォニア会場の他の企画と重なったことが思いがけないこの結果へとつながったとも考えられる。

ぼくたちは庁舎の記者クラブを通じて新聞各社やローカルテレビ局など案内してはいたのだが、どういうわけかほとんどマスコミの反応はなくこの事は数年来つづいている。だから、最近ではむしろ口コミで出品者各自の呼びかけでご案内することにしているのだが、まさしく予想通りの結果となった。

考えてみれば元々それが活動としてきわめてシンプルな形ともいえるし、大手マスコミの記事も最近の報道を見ているとNHKに象徴されるようにあまり当てにしてもいけないし、記者の知見や力量も当然のことながら問われているわけだから無理もいえないのである。

 

 

 

 

 

 

さて、総括でもないが今回の展覧会は楽しい雰囲気の会場となったことをいろいろな人から指摘された。そのことは個々の作品のみならず展示構成という点においてもある意味で子どもたちの作品が風通しのいい効果を果たしたのではないか、と思うのだがどうだろう。実はそのことはこの展覧会の狙いの一つでもあったのだが・・・。

10数年前のこの展覧会をふり返ってみても、そこそこの力量をもった人々がある程度抜けても質的な低下を招くこともなかった、と強く印象づけられたのも各自がレベルアップしているのだと思うのが自然な見方ではないか。

普段はあまり気がつかないものだが、このことは日々積みかさねているものが意外にも大きいのではないか、とあらためて気づかされるのだった。

山口県美展でも入選入賞している人の作品もあれば以前からその展覧会の常連の実録者も揃っていて、子どもの作品にしても全国公募の香月ジュニア大賞絵画展において入選入賞している子どもたちの力作も展示されているわけだから一概にはいえないけれど見劣りする展覧会であるはずもないし展示構成も見ごたえのある展覧会であることは間違いない。

岩国市教育委員会にも後援されている訳だから少しは行政の人や美術を指導する立場にある学校関係者にも来ていただきたいものである。たまたま、会期中に市美展関係の授賞式のようなものがあって、知り合いの高校の先生が一人立ち寄ってくれたのが幸いであった。

だが、絵を描きモノを作る者にとってはそんなことは大した問題じゃあないはずで、来年は「グループ小品展かぁ〜」「頑張るぞーっ」と、気持ちを立ち上げるのだ。

 

 

 

 

 

ここで本展の狙いでもあったのだが、子どもたちの作品と大人の作品についてあらためて考えてみたいと思うのだ。例えば、最近になってとりわけ知的障害者の描く作品やアールブリュットの可能性が注目され、生活と芸術、さらにプロとアマといった境界を透明化する動向があることに注目してみよう。

山口県美展の募集要項を見てもかつてのように日本画、洋画、書などといったカテゴリーは取りのぞかれ同一線上に並べられて審査が行われる。そこに、子どもの作品を導入しさらに表現の根源的な意味と可能性について考えてみたいのだ。「絵画のいろは展」の実践的な興味は実はそこにあると云えばいささか大袈裟に聞こえるだろうか。

ひと頃、未開社会の文化に学びそれらを相対的に捉えかえす文化人類学や無意識の存在の意味や偶然の出来事に因果関係を求める超現実主義的な考え方が注目されたことがあるけれど、子どもの絵画に学ぶことがあっていいのではないか、とぼくは本当にそう思っている。

確かに、ピカソやジョアン・ミロたちも子どもの造形やアフリカの土着的な造形に注目しその可能性を高めていったプリミティヴアートの存在も戦後日本の美術に多大な影響を与えたことも周知の通りなのだ。

 

「子どもは気持ちで描く」子どもとかかわってきた者の一人として前々からぼくはそう思っている。だから、自己中心的に描く視点変更とか転倒しているような描写にしても単なる過ちとして否定的にとらえるのではなく、子ども特有の原初的な感覚としてむしろ肯定的に捉えることにしている。例えば、コップを描くにしても入り口は丸くて底はこぼれないように直線で閉じられている、と説明的に気持ちで描写するのだ。

2005年、ぼくたちは「キッズパワープロジェクトー大人の子ども子どもの大人ー」という複合的な文化イベントを行った。イベントの重要なコンセプトとして考えたことも、ぼくたちが人として持ちあわせている『子ども性』に注目したのだった。

『子ども性』とは何か・・・。

つまり、大人も子どもも『子ども性』ともいうべき無垢なる感覚をもっていて子どもはリアルタイムでその『子ども性』を生きているとすれば、大人にもそなわっているはずの『子ども性』は肥大化した情報や意識によって後退しているかもしれないということだった。「絵画のいろは展」でも子どもたちの作品に異質な[風]通しを感じたのは、その感覚的な相違に起因しているとはいえないだろうか。

絵画はどうあるべきか、どういう絵画が発見されるべきなのか、ものさしとも云えるそのキーワードは何か、なお一層そのことを考える契機となることをぼくは願っている。

 

 

 

|comments(0) | trackbacks(0) | 10:35 | category: 美術教室 |
# 絵画のいろは展2017開幕

絵画のいろは展2017が開幕しました。

心配された天候も何とか持ちこたえられ、前日のセッティングも難なく順調に進められました。ほぼ予定通りの展示が参加メンバーの手で完成することができました。

100人越えとなった初日の入りもまずまずで会場は活気にあふれていました。

 

 

昨年の県美展に入選した作品もきれいに展示され会場を引き締めています。

 

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子どもたちの作品が大人気。音の出る作品や動く作品など手に取って鑑賞していました。とりわけ、『からくり人形』にはまった子や大きな『ヤジロベー』を不思議そうに見つめる子どものようすが印象的でした。

 

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スミさん(御年80越えのおばあちゃん)の大作が眼を引きます。

 

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海斗くんの『赤いパプリカ』、陽菜のぼくを描いた『絵画』、鼎嵐くんのお相撲さんの『ヤジロベー』、おもしろ作品がところせましと展示されています。

 

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左の2作が彩乃ちゃん、右の2作が美帆子ちゃんの絵画、パワーがありますね。

 

 

今年の山口県美展で受賞した浜桐さんの作品。

 

 

野原画伯の黒の絵画も異彩を放っていてきれいです。

 

 

今年の山口県美展で入選を果たした石川さんの作品。

 

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昨日は場所を移してオープニングパーティーで盛り上がり楽しい3時間があっという間に過ぎてしまい展覧会の初日を終了しました。

さてさて、明日はどういうことになるのかなぁ〜

 

|comments(0) | trackbacks(0) | 18:52 | category: 美術教室 |
# 絵画のいろは展2017について

日時 2017年10月18日(水)−22日(日)   

           10:00−18:00
 会場 シンフォニア岩国企画展示ホール

 

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この展覧会は、絵を描きはじめて間もない人から山口県美展・岩国市美展など他の美術コンクールや個展などで活躍している大人に加えて、これまでTRY展として活動してきた子どもたちを含む初心者から経験者までの作品を一堂に展示する原田美術教室の研究生およそ30人で構成するものです。
  アトリエや教室での日ごろの研究成果を発表すると同時に、人と人、表現と表現のふれあうなかで単に技術の習得のみならず、絵を描くことで何を考え、何を発見することができるかということ。また、「文化的な営みと豊かさ」あるいは「活力と潤いのある生活」とは何か、という問いについて考える契機となることを願っています。「絵画のいろは」とはこのように制作上の技術の問題だけでなく、日常生活での活力や潤いのある生活のあり方を考える実践的問いかけに他ならないのです。
  特に今回は子どもたちの作品を含めてそのことについて考える風通しのいい会場構成となっています。研究生として親睦を兼ねたコミュニケーションを大切にし、互いの作品を認める楽しさや表現の多様性について考え、アートのおもしろさを伝えることで地域の芸術文化活動のささやかな普及と発展に寄与したいと願うものです。

 

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石川幸子/2017年山口県美展入選

 

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山本恵子/2013−16年山口県美展入選入賞

 

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野原都/1992−98年山口県美展入選入賞

 

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浜桐陽子/2017年山口県美展佳作賞受賞

 

玉井康子/山口県美展入選予定者(笑)

 

 

子どもの作品が大人気

 

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これまでも生活と芸術の境界をどのように考え、日常生活の中に芸術の作用をいかに活用できるか、ということについて考えてきたけれど、限界芸術論を含めて表現の可能性を素朴派やプリミティヴアート、さらに知的障害者の描くアウトサイダーアートや子どもたちの作品がもつ純粋意識ともいうべきパワーと表現に注目してきました。
  今回の「絵画のいろは展」では、そのことをふまえて子どもたちの作品と大人の作品をあえて同列に並べ、形式にとらわれることなく表現の多様性と可能性について考える風通しのいい展覧会となっています。
  この機会により多くの方々とともに作品を通して触れあえることを楽しみにしています。

 

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原田文明/賛助出品

 

お問い合わせは原田まで  TEL.0827‐43‐0835
原田文明公式サイト http://www.bummei-harada.com/

|comments(0) | trackbacks(0) | 16:17 | category: 美術教室 |
# ベルナール・ビュッフェ・・・

 

前田くんの新作(F20)、やっと完成しました。ヨーロッパか何処かの街の通りかな?

何となくベルナール・ビュッフェ、いいですよ、いいですよ、最初はコピーでいいのです。

思い切って描いているし雰囲気あるじゃないですか。

4作目でこの作品、悪くないです。

『絵画のいろは展』も近づいてきています。みなさん、ぼちぼち“ギヤチェンジ”して制作に取り掛かってくださいよDMもあがってきます。

|comments(0) | trackbacks(0) | 22:02 | category: 美術教室 |
# 県美展、さてさて結果は・・・

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なんとか仕上がった二人の作品。

上は山本恵子さん、ほとんどこのひと月でやっつけた。

下は浜桐陽子さん、こちらは半年くらいかかったのかな?よく頑張りましたね・・・・

 

二人が言うには結果は二の次で何とか完成させた達成感でほっとしているとのこと。作品は悪くないし完成させただけで手ごたえを感じているようだ。コンペというのは結果に振り回されることがあるけれどそれは良くない。

自作に向きあうこの気持ちをたいせつにしてほしいものであ〜る。

 

 

|comments(0) | trackbacks(0) | 11:50 | category: 美術教室 |
# 三倉岳


最近、描き上げた徳田画伯の『三倉岳』F6号

|comments(0) | trackbacks(0) | 13:16 | category: 美術教室 |
# ぶどう


中澤さんの描いた『ぶどう』。なかなかしぶいです。



これはスミさんの『ぶどう』。あっけらかんとしていて独特のおもしろさがあります。



この構図より前の方がプリミティブな感じでいいですね。


|comments(0) | trackbacks(0) | 21:03 | category: 美術教室 |
# 子どものクラス



久しぶりに顔を合わせた子どものクラス。夏休みも後半に入って顔の色も結構色っぽくなっています。



今日はキュウリを並べて描いてみました。



こんなことをしている子もいます。いつの時代にも必ずいますこういうタイプ。




今日は3人がお休みでしたが秋の作品展が楽しみです。







|comments(0) | trackbacks(0) | 22:00 | category: 美術教室 |
# 孫と描く


孫のタイちゃんと描く石川さん。結構、集中してタイちゃんはおもしろい虫の絵を描きました。



|comments(0) | trackbacks(0) | 21:28 | category: 美術教室 |
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Profile

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現況2012展[シンフォニア岩国]
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Wall of the bamboo[2010 周東パストラルホール]

bummei HARADA 「具体絵画の断面 part4」展/2010年1月

路地プロジェクト2010/古着、メッシュ、イルミネーション/周東パストラルホール

WORK 作品 / 1992 / 185x185 cm / 合板、和紙、鉛筆、新聞ほか [現代日本美術展]

WORK 作品 / 1992 / 230x400 cm / 合板、和紙、鉛筆、新聞、染料ほか

COUPLING/1996/秋穂産御影石、コールテン鋼/山口県セミナーパーク

Art document 2004 KINTAIKYO project (総合ディレクター、アーティスト)
祈りプロジェクト/Art document 2004 KINTAIKYO project

錦帯橋の架かる錦川の中流に美川という山間の小さな町がある。かつては川を行き来する“物資輸送の中継地”として、また一時期は“鉱山の町”として栄えた。その町で子ども時代を過ごした私はこの川で育ったといっていい。
夏は一日中、川で魚をとったり泳いだりして遊んだ。大雨の時には川は豹変し、化け物のような濁流となって恐ろしく大きな被害を残した。私が子どもの頃の冬は、まだ雪も多く降っていて、手の切れるような冷たい水の中で、和紙の原料となる楮の皮を剥いた白い材料を浸している大人たちを見ていた。川の一部は凍りつき小雪が降りつづいていた。
川の移ろいに四季を感じ、あるいはこの川と一体となっていたのかもしれない。“エンコウの話”や“かっぱ伝説”を聞かされ、川の怖さ、面白さ楽しさが原体験として身体に染みついている。
記憶の一つに、夏に行われていた“万灯(まんどう)流し”がある。当時は、わら束を円形に形づくり木の枝で三脚を立てて器を支え、たい松を燃やして川に流していたものである。儀礼的な意味としてではなく、ただ非日常的な美しさが記憶に残っている。
振り返ってみれば、この川の自然の様相も私たちの生活の営みとしての文化の「流れ」とともに変ってしまった。“祈りプロジェクト”は、そうした子ども時代の原体験が記憶の底、あるいは意識の底から起きてきたのかもしれない。それとも、これまでの「流れ」の中で失いかけていた祈りの気持ちをあらためて考えたいと願っていたのかもしれない。
平成の架け替えで、錦帯橋は2004年3月に新しく生まれ変わった。この作品は解体された錦帯橋の材料を物質として残すのではなく、錦川の流れに沿って移ろうままにつながれた水上の炎で消滅させ、生まれ変わった橋を照らしだす仕組みとなっている。
私は自らの原体験とあわせて「流れ」と「祈り」そのものに向き合い、私の現在を見つめようとしたのだろうか。それとも、炎として燃え上がる物質の消滅を見つめ精神の回復を願ったのだろうか。
眼前の流れを見つめながら・・・。 

流れ / 2003 / Art move 2003 〈IWAKUNI〉“表現の成り立ち”
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原田美術教室研究生募集中
表現の可能性を考え、個性をひきだすユニークな美術教室

受験コース

このコースでは多様化する今日的な美術の状況と受験の現実をふまえて、ひとりひとりの個性を大切にし、造形美術の基礎的な取り組みから、「見る」「感じる」そして「描く」力を育てます。また、発想の展開や表現することの意義深さ面白さを深く「考える」ことを通して、柔軟で力強い造形力がつくよう親切に指導しています。

児童コース

このコースでは遊び心を大切にして、いろいろな作品の制作に取り組みます。造形美術の楽しさは、ただ作品を完成することだけではなく、つくる過程で何を感じ、また何を考えるかということ。子どもたちと一緒にその創意と可能性について考えながらしんせつに指導しています。

一般コース

文化的な営み、活力と潤いのある生活。このコースでは、はじめての人から県美展や市美展をはじめ他の美術コンクールなどで入選入賞を果たしている人、あるいは国籍・性別・年令を問わず色々な人を対象としています。内容も油彩・水彩・アクリル画と色々ですが、人と人、表現と表現のふれあう中で、テクニックだけではなく絵を描くことで何を発見できるか、ということを問いつづけています。
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絵画のいろは展2017

2017年10月18日wed〜22日sun
10:00〜18:00
シンフォニア岩国企画展示室
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この展覧会は、絵を描きはじめて間もない人から山口県美展・岩国市美展など他の美術コンクールや個展などで活躍している大人に加えて、これまでTRY展として活動してきた子どもたちを含む初心者から経験者までの作品を一堂に展示する原田美術教室の研究生およそ30人で構成するものです。
アトリエや教室での日ごろの研究成果を発表すると同時に、人と人、表現と表現のふれあうなかで単に技術の習得のみならず、絵を描くことで何を考え、何を発見することができるかということ。また、「文化的な営みと豊かさ」あるいは「活力と潤いのある生活」とは何か、という問いについて考える契機となることを願っています。「絵画のいろは」とはこのように制作上の技術の問題だけでなく、日常生活での活力や潤いのある生活のあり方を考える実践的問いかけに他ならないのです。
特に今回は子どもたちの作品を含めてそのことについて考える風通しのいい会場構成となっています。研究生として親睦を兼ねたコミュニケーションを大切にし、互いの作品を認める楽しさや表現の多様性について考え、アートのおもしろさを伝えることで地域の芸術文化活動のささやかな普及と発展に寄与したいと願うものです。
DSC02287.JPG 子どもの作品が大人気
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グループ小品展2016

グループ小品展2016
2016年9月21日(水)〜9月25日(日)
主催:原田美術教室会員

この展覧会グループ小品展は、絵を描きはじめて間もない初心者から山口県美展・岩国市美展など他の美術コンクールや個展などで活躍している経験者までを含む原田美術教室の研究生で構成され、絵画のいろは展とともに隔年で開催するものです。 今回のグループ小品展では、日ごろの研究成果を発表すると同時に、人と人、表現と表現のふれあうなかで単に技術の習得のみならず、絵を描くことで何を考え、何を発見することができるかということ。そして、「文化的な営みと豊かさ」あるいは「活力と潤いのある生活」とは何か、という問いについて考えることを目的としています。 また、グループ研究生として互いの親睦を兼ねたコミュニケーションを大切にし、互いの作品を認める楽しさを発見すると同時に表現の多様性について考え、アートの楽しさを伝えることで地域の芸術文化活動の普及と発展に寄与し貢献したいと願うものです。
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原田文明展 ドローイングインスタレーション2015

2015年12月2日wed−6日sun 10:00−18:00
シンフォニア岩国企画展示ホール
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ドローイングインスタレーションは、ここ十数年にわたって絵画表現の可能性について考えてきた一連の仕事をとおして、偶然とも必然ともいえる結果として発見されたものです。私はこれまで「具体絵画」と称して、物質(素材)が表現目的の手段として扱われるのではなく、物質のあり方それ自体を色彩やフォルムと等しく絵画の重要な構成要素とする一連の作品を制作してきました。そこでは行為と物質がもたらす一回性の出来事をも絵画を成立させる重要な要素として捉え、作為的な感性によって空間へと展開されています。
つまり、そのことによって生成される新しい意味と存在の可能性をリアルな世界として位置づけ、その意味を問いかける主知的な営為と考えてきたのです。したがって、その作用のあり方は平面的な二次元の世界から室内空間(場所)を構成する三次元的な世界へとその機能性を拡張し、ドローイングインスタレーションともいうべき様式へと変容させ意識化されてきたとも云えるのです。
私にとってもはや絵画は物理的な意味においても多元的な空間へと自在に移ろうイリュージョンの世界へと変容してきたと云うべきかもしれません。それは身体として、あるいは存在そのものとして、確知されるべき対象として見えかくれするもの。換言すれば、世界を包み込む現存(リアルな世界)への希求の現われと云えるものかもしれません。 本展はこれまでの多岐にわたる活動をふまえて辿りついた新作ドローイングインスタレーションで構成する原田文明の現況を示すものです。
里の芸術一揆「里山 ART Project 吉賀」

本プロジェクトは隔年式のアートビエンナーレとして、将来の「地域」「文化」「くらし」を考える文化的なムーブメント(運動)をつくることを目的とするものです。また、地域の農耕文化や伝統に学び、芸術文化の振興発展と普及のみならず、「生活と芸術」「過去と現在」「人と地域」の交流を軸とする文化による地域づくりについて考えるものです。 このことは、吉賀町がこれまで取り組んできた自然との共存共生を願うエコビレッジ構想と合わせて、人間の営みとしての文化と里山の自然について考えることであり、里山に潜在する魅力とその可能性を再確認し文化意識の変革と活性化を推進するものです。 今回は、現代アートの最前線で活躍する8名のアーティストによる最新作を現地で制作し、地域住民とともにワークショップや生活文化など多方面での活発な交流が実現されるものと考えています。 2010年10月開催予定。
岩瀬成子の本


こどものときちゃん(岩瀬成子作 植田真絵 フレーベル館)
フレーベル館【おはなしのまどシリーズ】として出版された岩瀬成子の新刊『ともだちのときちゃん』は、イメージの広がりとこの年頃の子どもが経験する瑞々しい出会いにあふれています。(略)著者はそういう細部をみつめる子どもの感情をとてもよく描いていて、このお話しの最後のところでたくさんのコスモスの花にかこまれて青い空と雲をみつながら「ぜんぶ、ぜんぶ、きれいだねえ」とふたりの気持ちをつたえています。
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ちょっとおんぶ(岩瀬成子作 北見葉胡絵 講談社)
6才のこども特有のイノセントな感覚世界。この年ごろの人間だけが経験できる世界認識のあり方が本当にあるのかもしれない。あっていいとも思うし、ぼくはそれを信じていいようにも思います。名作「もりのなか」(マリー・ホール・エッツ)が普遍的に愛読されるのもこの点で納得できる気がするのです。
この本の帯にあるように、絵本を卒業する必要はないけれど絵本を卒業したお子さんのひとり読みや、読みきかせにぴったり!といえるかもしれません。どうぞ、手にとって読んでみてくださいね。
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『マルの背中』(岩瀬成子著 講談社)
父と弟の理央が暮らす家を出て母と二人で生活する亜澄は、駄菓子屋のおじさんから近所で評判の“幸運の猫”を預かることに。野間児童文芸賞、小学館文学賞、産経児童出版文化賞大賞受賞作家による感動作!
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『ぼくが弟にしたこと』(岩瀬成子著 長谷川修平絵 理論社)
成長の予兆を感じさせるように父と再会した麻里生には、次第に人混みにまぎれていく父の姿は特別な人には見えなかった。著者は帯にこう書き記している。どの家庭にも事情というものがあって、その中で子どもは生きるしかありません。それが辛くて誰にも言えない事だとしても、言葉にすることで、なんとかそれを超えるきっかけになるのでは、と思います。
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『きみは知らないほうがいい』(岩瀬成子著・長谷川集平絵、文研出版)
2015年度産経児童出版文化賞大賞受賞

クニさんの失踪、クラスメートの関係性が微妙に変化するいくつかのエピソード、昼間くんの手紙、錯綜するその渦の中で二人の心の変化と移ろいを軸に物語は複雑な展開をみせる。
最終章、米利の手紙にはこう書いてある。それはぐるぐると自然に起きる渦巻のようなものだった。「いじめ」という言葉でいいあらわせない出来事があちこちで渦巻いている学校。
それでも明るい光に照らされている学校。そして苦い汁でぬるぬるとしている学校。学校よ、と思う。そんなに偉いのか。そんなに強いのか。そんなに正しいのか。わたしは手でポケットの上をぽんぽんとたたいた。

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『あたらしい子がきて』(岩瀬成子著、上路ナオ子絵、岩崎書店)
前作『なみだひっこんでろ』の続編のようでもあり、“みき”と“るい”姉妹のお話となっているけれど、ストーリーそのものはそれとはちがうまったく新しいものである。 ここでは、お母さんのお母さんとその姉、つまり“おばあちゃん”と“おおばあちゃん”という姉妹がいて、知的障害のある57歳の“よしえちゃん”とその弟の“あきちゃん”の姉弟が登場する。 このように“みき”と“るい”姉妹の周りにもそれぞれの兄弟が重層的に描かれている。
第52回野間児童文芸賞受賞
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『くもりときどき晴レル』(岩瀬成子著、理論社)
ひとを好きになるとどうして普通の気持ちじゃなくなるのだろう。誰でもこのような不思議な感情に戸惑いを感じることがある。恋愛感情とも云えないやりきれない気持ちの動きと戸惑いをともなう心理状態のことだ。 本著は、「アスパラ」「恋じゃなくても」「こんちゃん」「マスキングテープ」「背中」「梅の道」という6つの物語で構成された短編集であるけれど、思春期を向かえる少し前になるそれぞれの子どもの現在としてそのやわらかい気持ちの揺れを瑞々しいタッチで描いたもの。
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『なみだひっこんでろ』(岩瀬成子著、上路ナオ子絵、岩崎書店)
今年度第59回課題図書に決定!


 『ピース・ヴィレッジ』(岩瀬成子著、偕成社)

大人になっていく少女たちをみずみずしく描く
「最後の場面のあまりのうつくしさに言葉をうしなった。私たちは覚えている、子どもからゆっくりと大人になっていく、あのちっともうつくしくない、でも忘れがたい、金色の時間のことを。」 角田光代

基地の町にすむ小学6年生の楓と中学1年生の紀理。自分をとりまく世界に一歩ずつふみだしていく少女たちをみずみずしく描いた児童文学。

偕成社から好評新刊発売中!

 『だれにもいえない』(岩瀬成子著・網中いづる画、毎日新聞社)

小さな女の子のラヴストーリー。
点くんをきらいになれたらな、と急に思った。 きらいになったら、わたしは元どおりのわたしにもどれる気がする。 だれにも隠しごとをしなくてもすむし、 びくびくしたり、どきどきしたりしなくてもすむ。(本文より)
4年生の女の子はデリケートだ。 せつなくて、あったかい、岩瀬成子の世界。 おとなも、子どもたちにもおすすめの一冊。

『まつりちゃん』(岩瀬成子著、理論社)
この作品は連作短編集という形式で構成され、抑制の効いた淡々とした表現で描かれているところが新鮮である。各篇ごとにちがった状況が設定され登場人物(老人から子ども)たちはそれぞれ不安、孤独、ストレスといった現代的な悩みを抱えている。その中で全篇を通して登場する“まつりちゃん”という小さな女の子は、天使のように無垢なる存在として現れる。その女の子と関わることによって物語は不思議なこと癒しの地平へと開示され、文学的世界が立ち上がるかのようだ。 岩瀬成子の新しい文学的境地を感じさせる魅力的な一冊ともいえる。

『オール・マイ・ラヴィング』(岩瀬成子著、集英社)
■ 1966年、ビートルズが日本にやって来た!14歳の少女が住む町にビートルズファンは一人だけだった。 ■ 「オール マイ ラヴィング」とビートルズは歌う。聴いていると、だんだんわたしは内側からわたしではなくなっていく。外側にくっついているいろいろなものを振り落として、わたしは半分わたしではなくなる。ビートルズに染まったわたしとなる。 ■ 岩瀬成子の新刊、1月31日集英社から好評発売中。“あの時代”を等身大の少女の目でみつめた感動の書き下ろし長編小説 『オール・マイ・ラヴィング』 ■ ビートルズ ファン必見の文学はこれだ!
『そのぬくもりはきえない』(岩瀬成子著、偕成社)
■ 日本児童文学者協会賞受賞


朝はだんだん見えてくる(岩瀬成子著、理論社) ■ 1977年、岩瀬成子のデビュー作。本書はそのリニューアル版で理論社の『名作の森』シリーズとして再発行されたもの。
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